- オーディブルの歴史の本のラインナップは豊富?
- 歴史の本で、聴き放題で聴けるおすすめの本は?
今回の記事では、こんな疑問にお答えします。
歴史の本がAmazon Audible(オーディブル)で聴けるといいですよね。「ながら時間」も活用できそうですし。
そこで、今回の記事では、オーディブルで聴けるおすすめの歴史の本10選について、作品の概要や、実際に聴いてみた感想などをまとめてみました。
オーディブルで聴けるおすすめの歴史の本10作品(一覧)
まず、今回ご紹介する、オーディブルで聴き放題で聴ける歴史の本10作品をまとめると、👇です。
タイトル | 著者 | ナレーター | 発刊日 | 時間 | 評価数 | ナレーション | ストーリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
家康、江戸を建てる | 門井 慶喜 | 東 正実 | 2016/02 | 10 | 320 | 4.6 | 4.5 |
この日本で生きる君が知って おくべき「戦後史の学び方」 | 池上 彰 | 片山 公輔 | 2013/03 | 6 | 60 | 4.6 | 4.7 |
面白過ぎる!日本史の授業 | 河合 敦 房野 史典 | 竹内 圭 けんぞう | 2022/02 | 5.5 | 120 | 4.5 | 4.3 |
日本史のツボ | 本郷 和人 | 小桧山 崇 | 2018/01 | 6 | 70 | 4.6 | 4.6 |
日本史を疑え | 本郷 和人 | 小桧山 崇 | 2022/05 | 6.5 | 50 | 4.7 | 4.6 |
いっきに学び直す日本史【合本版】 | 安達 達朗 佐藤 優 山岸 良二 | 井上 智博 | 2016/03 | 42.5 | 100 | 4.1 | 4.3 |
超日本史 | 茂木 誠 | 水越 健 | 2018/02 | 9 | 280 | 4.5 | 4.4 |
ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ | 茂木 誠 | 大平 原也 | 2018/11 | 6 | 100 | 4.6 | 4.4 |
砂糖の世界史 | 川北 稔 | 田中 健大 | 1996/07 | 4 | 220 | 4.4 | 4.6 |
エネルギーをめぐる旅 | 古舘 恒介 | 松本 章太郎 | 2021/08 | 11 | 200 | 4.7 | 4.8 |
以下、順番に見ていきます。
おすすめの歴史の本10作品(概要)
家康、江戸を建てる
「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた・・・。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
「家康、江戸を建てる(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2016年2月
- 時 間:9時間55分
- 評価数:323
- 評 価
- ナレーション:4.6
- ストーリー :4.5
江戸時代に生きた職人たちを中心として展開される、江戸の街づくりなどに関する連作短編集です。
2019年1月にNHK総合で「正月時代劇」としてドラマ化もされています。主演は佐々木蔵之介さんでした。
その影響による知名度の高さもあってか、評価数は今回の10作品の中で唯一300を超えています。
この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」
敗戦から高度成長に至ったわけ、学校では教えない「日教組」、アベノミクスとバブルの教訓まで。池上彰教授のわかりやすい戦後史講義を実況中継!歴史の授業ではなおざりにされがちな「日本の戦後史」ですが、社会に出るとこれほど「使える」分野はありません。そこで、池上彰教授の東工大講義シリーズ第2弾は、『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」』。平成生まれの学生たちに、日本が敗戦から不死鳥のように蘇った道筋から、現在の問題を解くヒントを教えます。「アベノミクスはバブルから学べるか?」「政権交代の不思議な歴史」「学校では絶対に教えない『日教組』」など、ビジネスパーソンにも参考になることばかり。
「この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2013年3月
- 時 間:5時間51分
- 評価数:59
- 評 価
- ナレーション:4.6
- ストーリー :4.7
ジャーナリスト、池上彰さんの著書です。
日教組や日韓関係、米軍基地問題、政治関係などデリケートな問題にも踏み込み、池上彰さんが語る戦後史。
その「ストーリー」は4.7の高評価となっています。
超現代語訳×最新歴史研究で学び直す 面白過ぎる!日本史の授業
大人のみなさんがかつて習ったあの歴史もあの人物もほんとうは・・・。最新の歴史研究はどんどん進み、日本史はいまどんどん変わっているんです!
本書はそんな変わりゆく日本史を歴史芸人・房野史典氏が超現代訳でおもしろく、そしてNHK歴史探偵でおなじみ河合敦先生が最新歴史研究からアカデミックに洗いなおします。
ここまでかみ砕いて日本史をわかりやすく語った本は、これまでなかったはずです。(河合敦、おわりにより)
歴史に興味がなくても、全ての人の知的好奇心をくすぐり、大人の学びなおしにもお勧めの一冊です。
「超現代語訳×最新歴史研究で学び直す 面白過ぎる!日本史の授業(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2022年2月
- 時 間:5時間30分
- 評価数:121
- 評 価
- ナレーション:4.5
- ストーリー :4.3
歴史研究が進みにつれて、変わっていく日本史。昔学校の社会で習った話は、今驚きの変化を遂げているようです。
そんな最新の日本史を、芸人と専門家という2人の高度な掛け合いのようなかたちで楽しく読み(聴き)進められる、タイトルどおり「面白過ぎる」1冊です。
日本史のツボ
日本史は暗記科目じゃない!天皇、土地、宗教、軍事、地域、女性、経済。七つのツボを押さえれば、日本史の流れが一気につかめる。最もコンパクトな日本通史、登場。大事なのは疑問を出す力、仮説を立てる力、そして常識の力。人気歴史学者が面白くかつ明快に日本史を解説する。
「日本史のツボ(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2018年1月
- 時 間:6時間12分
- 評価数:70
- 評 価
- ナレーション:4.6
- ストーリー :4.6
著者は、東京大学史料編纂所教授の本郷和人氏。日本史について、7つのツボ(天皇、土地、宗教、軍事、地域、女性、経済)でテーマ別に語られています。
内容は、一般的な新書のようなイメージで硬めですが、分かりやすく語られており、また、ナレーションも聞き取りやすい、ナレーション、ストーリーともに4.6の高評価も納得の1冊です。
日本史を疑え
「定説」も「最新学説」も一から見直そう!45のクエスチョンで日本史を総ざらい。
人事、経済、組織、リーダー、国際環境――
古代から近世まで「時代を動かす力」がわかる!
「日本史を疑え(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2022年5月
- 時 間:6時間33分
- 評価数:48
- 評 価
- ナレーション:4.7
- ストーリー :4.6
こちらも著者は歴史学者の本郷和人氏。日本史を疑ってみるということを踏まえて、古代から江戸時代までの歴史について語られています。
こちらも「日本史のツボ」同様、一般的な新書のような内容で、ナレーターも同じ小桧山崇氏ですが、ナレーションは4.7とさらに高評価です。
いっきに学び直す日本史【合本版】
佐藤優氏が30年間、たえず読み返してきた「座右の書」であり「最高の基本書」であり「伝説の学習参考書」。
「いっきに学び直す日本史【合本版】(サマリー)」オーディブル
あの『大学への日本史』が読みやすくなって、しかも最新情報で新登場!
本書は【教養編(古代・中世・近世)】【実用編(近代・現代)】全2巻をセットにした合本版のオーディオブックです。
- 発 刊:2016年3月
- 時 間:42時間34分
- 評価数:96
- 評 価
- ナレーション:4.1
- ストーリー :4.3
本作品について特筆すべきはその量(42時間34分)で、1.5倍速で聴いても約28時間、毎日2時間聴いても2週間かかるほどのボリュームです。
教科書的な内容で、読み語りも硬いイメージですが、だからこそ通勤時間などを活用して読みたい1冊です。
世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史
日本史と世界史をつなげれば、歴史の謎が手にとるように解ける!
なぜ足利義満は日明貿易を進めたか? どうしてザビエルは日本に来たのか?
本書では、弥生時代に時代を遡って一気に現代まで「世界史と日本史のあいだ」を論じていきます。
そもそも日本人はどこから来たのか? 超グローバリストだった足利義満、戦国時代の輸出品は「武器と傭兵だった」……。
日本史も知る世界史のスペシャリストだから書けた、最先端の歴史研究を踏まえた「大人の教養」。
「世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2018年2月
- 時 間:9時間13分
- 評価数:277
- 評 価
- ナレーション:4.5
- ストーリー :4.4
著者は、高校教員から予備校講師に転身し、You Tubeも運営されている茂木誠氏。
古代から近世まで、学校で別々に習った日本史と世界史をつなげて学べる1冊です。
評価数は277と、今回の10作品の中で2番目の多さとなっています。
ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問
ビジネスマン必須の教養!世界史の講師が、現代ニュースの素朴な疑問100に答える。
「アメリカの二大政党である、共和党と民主党はどう違うのか?」
「イスラム教の二大宗派、スンナ派とシーア派は何が違うのか?」
こういった「世界の常識」を知っておくと国際ニュースの「本質」が見えてきます。「なぜアメリカは戦争をするの?」「中国が海洋進出を急ぐ理由は?」などなど、TVや新聞では教えてくれない「100の疑問」をQ&A形式で解説し、「国際ニュースがいまいちよくわからない」というビジネスマンの悩みを人気予備校講師が解消します。
「ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2018年2月
- 時 間:5時間57分
- 評価数:98
- 評 価
- ナレーション:4.6
- ストーリー :4.4
こちらも著者は「超日本史」と同じ茂木誠氏。
ニュースの100の疑問に、世界史、宗教的な観点も含めて答えていくような内容になっています。
まさに新書といった硬めの1冊ですが、ナレーションは4.6の高水準です。
砂糖の世界史
茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。
大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!
「砂糖の世界史(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:1996年7月
- 時 間:4時間6分
- 評価数:216
- 評 価
- ナレーション:4.4
- ストーリー :4.6
「砂糖」というテーマを通じて近代以降の世界史について語られている本書。こういう観点が、まさに新書の醍醐味ですね。
発刊は1996年と少し前ですが、その内容は今も色あせることなく聴けますし、ストーリーの評価は4.6の高水準です。
エネルギーをめぐる旅
火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。
・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ
・文明の技術的発展を支えたのは森林だった
・省エネ技術はエネルギー消費を増やす?
・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか
・110億人のための新しい豊かさの定義を探す
……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。
「エネルギーをめぐる旅(サマリー)」オーディブル
- 発 刊:2021年8月
- 時 間:11時間6分
- 評価数:203
- 評 価
- ナレーション:4.7
- ストーリー :4.8
エネルギーというテーマで歴史を辿っていく本書。
著者は、エネルギー業界に職を得て、以後サラリーマン生活を続けながらエネルギーについて考えてきた、古舘恒介氏です。
ナレーション、ストーリーとも高評価の、まさに「驚嘆必至の教養書」です。
番外編(聴き放題対象外)
ここまで、聴き放題で聴ける10作品を紹介してきましたが、ここからは、番外編として、聴き放題対象外の作品についてもご紹介します。
それが、山川出版社の「詳説日本史」、「詳説世界史」です。
学校で使っていた教科書?
そうなんです。教科書までナレーターが朗読してくれるのはすごいですよね。
日本史は全13作品、世界史は全16作品がラインナップしており、1冊300円、会員なら1冊210円で購入できます。
山川出版社の「詳説日本史」(「詳説世界史」)がオーディオブックになりました。
学習の基本となる教科書をナレーターが朗読。教科書を見ながら聴けば、いっそう理解が深まります。
学校の予習・復習や受験対策、さらに一般教養としてもおすすめです。
「詳説日本史(詳説世界史)(サマリー)」オーディブル
オーディブルのおすすめの歴史の本についてのまとめ
以上、Amazon Audible(オーディブル)で聴ける、おすすめの歴史の本10選について、作品の概要や、実際に聴いてみた感想などをお話ししました。
なお、オーディブルは月額1,500円ですが、最初の1か月間は無料です。
今回ご紹介した本のうち、「いっきに学び直す日本史【合本版】」を除く9冊の朗読時間の合計は約64時間で、1.5倍速で聴くと約42時間ですので、月に40時間(2時間×20日、1時間20分×30日など)「聴く読書」の時間が取れれば、ほぼ読み(聴き)きれる計算になります(もちろん、オーディブルは「ながら」で聴けます)。
ぜひ歴史の本をオーディブルで体験してみてください。昔の日本史などの授業を思い出すようで、自分で読むのとはまた少し違う味わいがあります。
なお、私がオーディブルを約1年使った感想については👇でまとめています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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