- 内定後、入社までにやっておいたほうがいいことはある?
- 入社間もない今、読んでおいたほうがいい本はあるかな?
今回は、こんな疑問にお答えします。
新生活には期待と同時に不安もありますし、それが新社会人であればなおさらですよね。
また、入社当初は、仕事の流れや進め方など、分からないことも多いと思います。
私も毎日本当に大変でした・・・。
しかし、新入社員は良くも悪くも注目されますし、この時期の勤務態度や仕事に対する姿勢は、その後の長い社会人生活に大きく影響します。
そんなときに、先人が自身の経験をもとに書いた本を読んでおくことで、効率的に、社会人としての円滑なスタートを切ることができます。
そこで、この記事では、内定をもらってもうすぐ社会人になるという方や、働き始めて間もない方に、今のうちに読んでおきたいお勧めのビジネス書を、私が読んで特に学びが多く、お勧めだと感じた次の3冊に絞ってご紹介します。
- 「入社3年目までに勝負がつく77の法則」中谷彰宏
- 「働く君に贈る25の言葉」佐々木常夫
- 「入社1年目の教科書」岩瀬大輔
以下、順番にお話ししていきます。
「入社3年目までに勝負がつく77の法則」中谷彰宏
60歳までの勝負は、入社3年目までにつく。
この黄金の3年間が、君の成功の扉を開くのだ。
本書は、上記を前提として、自分とのたたかいに勝つための意識の持ち方などについて書かれている本です。
私が就職活動中に読み、大きな影響を受けた「面接の達人」の著者である中谷彰宏さんの著書であったため、入社後間もなく読みました。
読んで見て、本書には、以下のような特徴があると感じました。
- 高い意識レベルで話がされている
- 具体的である
- 例えが分かりやすい
1点目に関して特に印象的だったのは、次のような内容です。
仕事ができるような人間になるために自分を磨くのではない。自分を磨くために仕事がある。
仕事は手段です。最終的な目標は、より高いところを目指して自分を磨かなければいけないという高い志を持ちましょう。
また、3点目に関しては、たとえば次のような感じです。
(問題意識がなければ何もわからないことの例えとして)
サッカーの試合を見に行ったときに、「あ、今のパスすごいな」とわかる人は、サッカーをよく知っている人です。
(どんな大天才が書いても最初の100本の企画はつまらないことの例えとして)
水をどんどん出して、サビを洗い流した後にきれいな水が出てくるのです。
とても具体的で、かつ分かりやすく書かれているため、高い意識レベルで話はされているものの、その気になればすぐにでも実践できるのが本書の良い点です。
「働く君に贈る25の言葉」佐々木常夫
本書は、妻の看病と、自閉症の長男を含む3人の子供の世話をしながら、「最短距離」で「最大の成果」を生み出す仕事力とマネジメント力を磨き上げた著者が、これから人生と仕事に立ち向かっていく若者に伝えたいとの思いで執筆された本です。
私は、本書と書店で偶然出会いました。何気なくビジネス書を見ていたところ、本書の青地に金色のタイトルというおしゃれな表紙と、そのタイトル名に惹かれて、手に取って読んでみました。
自身の甥に向けた手紙というかたちでまとめられており、優しく語りかけるような言葉で書かれていることが印象的です。
本書では、働くときの心構えを中心に書かれており、たとえば、
- 「目の前の仕事」に真剣に取り組むこと
- 自分を大切にしたければ、まず相手を尊重すること
- 失敗を恐れず挑戦すること
などの基本的な内容も含めて、筆者の体験談から語られています。
特に印象的だったのは、次のような内容です。
日常の仕事の中で「それでもなお」を積み重ねることで、私たちは人間として成長していくことができます。
運命を引き受けることこそ、生きるということなのです。
これだけでは意味が分かりにくいと思いますが、ぜひ一度該当箇所を読んで見てください。
その他、全体を通して、読めばきっと得られるものがあるはずです。
「入社1年目の教科書」岩瀬大輔
本書は、発刊当初、ライフネット生命の副社長であった筆者が、当時の職場や過去の職場の経験などをもとに、特に入社1年目の社員をメインターゲットとして、職場で求められる能力について、自身の考え方を述べている本です。
昔から新入社員のバイブル的な存在で、私ももれなく購入したのですが、本記事執筆時点で発行部数は60万部を超えているそうです。
ですので、かなり有名な本なのですが、私も読んでみてやはり良書だと感じましたので、3冊目として挙げました。
本書は、仕事をする上で大切なことについて、筆者の様々な経験などを含めて書かれています。
まず、仕事において大切な3つの原則として、次の3点が挙げられています。
- 頼まれたことは必ずやりきる
- 50点で構わないから早く出せ
- つまらない仕事はない
また、たとえば、
- カバン持ちはチャンスの宝庫
- 頼まれなくても議事録を書け
- 会議では新人でも必ず発言せよ
などの意識の持ち方や、
- 仕事に関係ない人とランチせよ
- 感動はためらわずに伝えること
などの具体的な行動について書かれています。
特に、コラムに書かれている、「次世代に残すことができるか」という話は印象的で、次のフレーズとともに、今も心に残っています。
子どもや孫に「こんな仕事をしたんだよ」と胸を張って言える。
もっとあれをやっておけば良かったなどと死ぬ間際に後悔しないように生きたいのです。
まとめ
以上、新社会人の方向けに、今のうちに読んでおきたいお勧めのビジネス書を3冊ご紹介しました。
3冊とも、筆者の経験をもとに具体的に書かれているため、とても分かりやすく、かつ、参考になると思います。
また、この記事を書くにあたり、再度全て読み返してみましたが、全て、新入社員の時期を過ぎた今でもあらためて学びを得る部分がありました。
冒頭でもお話ししましたが、新入社員時代の勤務態度や仕事に対する姿勢は、その後の長い社会人生活に大きく影響します。
ですので、もし興味があれば、このうち1冊からでも読んでみてください。
読んで実践することで、きっと今後のあなたの社会人生活に大きなプラスになると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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