自己分析、回答内容作成などの面接対策が就職後も役立ったと感じる3つのこと

就職活動の面接対策は本当に大変ですよね。

自己分析をすれば自分の嫌な部分とも向き合わなければいけませんし、業界研究・企業研究や、自己紹介、志望動機、その他の質問にどういうふうに回答するかを考えるなど、やることは山積みです。

心が折れる・・・。

私は、面接が苦手でなかなか内定がもらえなかったのですが、面接の達人(メンタツ)と出会い、書かれていたことを実践していく中で、無事内定を得ることができました。

そのときは本当に大変だったのですが、今になって思えば、就職活動でがんばったことはそのとき限りでなく、就職後も役立っていました。

今回は、そんな、面接対策が就職後も役立ったと私が感じていることについてお話ししたいと思います。

目次

自分の強みと弱みが理解できたこと

1点目は、特に自己分析を通じて、自分の強みと弱みが理解できたことです。

まず、就職活動の面接では、自己分析で見つけた自分の強みと、企業研究で分かった企業の情報とを組み合わせて、「自分のこういうところが御社のこういうところで活かせると思います。」という構成で志望動機を話しました。

また、自己分析で見つけた自分の弱みについては、短所(欠点)を聞かれたときに、向き合い方についても併せて話しました。

そのときは、あくまで面接対策を目的にしていましたが、意外に、実際に働き始めてからも役に立ったんですよね。

まず、強みについてですが、やっぱり仕事で輝けるのは、自分の強みが活かせるときです。

たとえば、論理的思考力が高い人の場合は、何か問題が起きたときに、与えられた状況を整理し、論理的に組み立て、短時間で合理的な結論を出すことで自分の能力が発揮でき、周りからの評価にもつながります。

もちろん、周りからの評価が全てではありませんが、それでも高いほうが働きやすくなり、自己肯定感にもつながることは間違いありませんから。

また、弱みに関しては、逆に、人からの評価を下げる要因になり得ますよね。

ですので、先にお話しした、向き合い方が大切になってきます。

たとえば、優柔不断な人の場合は、仕事で2つの選択肢で迷ったときになかなか決められず、時間だけが無駄に過ぎてしまうようなことがあるかもしれません。

そんなときに、慎重に決めるという良い部分を活かしつつ、どうしても決められなければ最初の直感を信じて決めるなどの自分なりの対策を立てておけば、周りからの評価を下げずに済みますね。

私の場合も、特に就職直後の不慣れな環境で仕事をしていく中、自分の強みと弱みがあらかじめ理解できていたことは本当に大きかったと思います。

分かりやすく伝えることを意識するようになったこと

2点目は、相手に分かりやすく伝えることを意識するようになったことです。

私は、面接での質問に対する各回答を、次のような構成でまとめました。

① 結論→理由→具体的体験の裏付け(→場合によって再度結論)

② 結論→根拠となる具体的体験(→場合によって再度結論)

いずれも、ポイントは、

  1. 結論から先に伝えること
  2. 具体的体験を添えること

です。

なお、特に①は、PREP法と呼ばれる、分かりやすく伝えるときの代表的な文章構成ですね。

具体的には、下記のような構成です。

  • P:Point(結論)
  • R:Reason(理由)
  • E:Example(具体例)
  • P:Point(結論)

就職活動していた当時は知らなかったのですが、ブログを書くようになってからこのPREP法という名前を知りました。

これを知っていると、たとえば何かを決めるときに自分の意見を聞かれたときに、

  • 私は〇〇がいいと思います
  • 理由は、△△です
  • 具体的には、□□です
  • ですので、〇〇がいいと思います。

というような答え方ができます。

話の順番を意識して話すだけですので簡単に実践できますので、お勧めです。

特に大切だと感じるのは、結論から話すことですね。

たとえば、仕事の進捗状況を聞かれたときは、

  • 現在、〇〇の状況です
  • これまでこんな感じで進めてきて
  • 今後は(具体的に)こんな感じで進めていこうと考えています。

のように、結論から話すことで、分かりやすく伝えることができます。

これを意識していないと、たとえば、

  • 上司:あの契約の件はどうなっている?
  • 自分:〇〇の方向で進めまして、こういう問題があって難航したのですが・・・
  • 上司:結局どうなったんだ?
  • 自分:当初予定していたとおりの内容で契約しました

など、上司にも余計な時間を取らせることにもなりかねません。

この場合は、結論(予定どおりの内容で契約に至ったこと)を伝えて、具体的に聞かれたときは具体的に話す、という構成にすると無駄がなくなります。

なお、余談ですが、上司に「書類がなくなったかもしれません」といきなり伝えて(実際には郵便事故の可能性を伝えたかっただけなのですが)、「簡単に言うな、大変なことだぞ。何があったか話せ。」と、具体的に話す前に上司が青ざめてしまって、失敗したこともありますので、伝える内容にはよると思いますが。

考え方が厳しくなったこと

3点目は、自分自身の考え方が厳しくなったことです。

まあ、これは面接対策というよりも、面接の達人(メンタツ)を読んで感じた結果かもしれませんが。

たとえば、メンタツには、OB訪問で落ちる学生の例として、次のような記載があります。

OB訪問に来た学生に会ってみると、いきなり黙ったまんまになる。

彼はきっとOB訪問に行けば、自分から何も聞かなくても、親切なOBのほうから、いろいろいい情報を手とり足とり教えてくれると甘えているのだ。

発想が実に浅ましい。

これまで過保護で育ってきて、自分から、「こうしてほしい」とか「こうしたい」とか言わなくても、誰かがやってきてくれたのだろう。

こういう人は、OB訪問より、人間として生きていくこと自体に、欠陥がある。

面接の達人 バイブル版(著者:中谷 彰宏)

この言葉は、私の心に深く刺さりましたね。とりあえず、といった感じで会社説明会などにも参加していましたから。もしOB訪問していれば、それも訪問自体が目的になって、当たり障りのない話だけで帰ってきたのではないか。そう思うと、笑えませんでした。

これに限らず、メンタツには厳しい言葉が並びます。もちろんそういう話ばかりでもないんですが、とにかく甘くないんですね。

その結果、(内定がもらえず、ぎりぎりの状態だった)私の考え方は変わりました。

特に大きかったと感じたのは、人への感謝でしょうか。面接官に対しても、今までは仕事だから当たり前だと思っていたのですが、考え方が変わってからは、忙しい中自分の面接に時間を割いてくれていることへの感謝の気持ちが芽生えるようになりました。

それは、就職後も活かされましたね。

また、私が就職したときの最初の上司は厳しい人(だったそう)でした。

「だったそう」というのは、私自身にその自覚が無く、後から人から聞いて知ったからです。

就職前に読んだ中谷彰宏さんの著書には、次のように書かれていました。

会社へ入ったら、全人格を否定されます。上司からは虫と同じ扱いを受けます。部下は上司の奴隷です。

(中略)

今は叱ってくれる上司が非常に少ない。

(中略)

非常にまれな不幸中の幸いとして、叱られる機会があったときには、「ありがとうございます」という姿勢を持つことです。

入社3年目までに勝負がつく77の法則(著者:中谷彰宏)

あるとき、職場の方から、「〇〇さん(上司の方の名前)厳しいんじゃない?大丈夫?」と声をかけていただいたことがありました。

そのとき、先ほどの本を読んでいた私が答えたのは、次のような内容です。

「全然厳しくありません。そもそも新入社員は人として扱われないものだと思っていましたが、普通に教えてくれますし、間違えたときは叱ってくれますので、むしろ優しい方だと思っています。」

・・・まあ何と言うか、今思えばいわゆる意識高い系みたいな感じですよね(笑)。話しかけてくれた方も、これを聞いてどう思われたのか。

でも当時は本気でそう思っていたんです。(ややいき過ぎかもしれませんが)その自分に厳しい考え方が、就職後自分を後押ししてくれたことは間違いありません。

面接で苦労せずに内定をもらっていたら、もっと甘い考えのまま入社していたかもしれない。そう思うと、面接で得られたものはやはり大きかったと感じます。

まとめ

以上、面接対策が就職後も役立ったと私が感じていることについてお話ししました。

特に、自分の強みと弱みについて、面接で話したことが実際にも活かせていることなどを考えると、就職活動の面接対策は本当に無駄ではなかったとあらためて思います。

なお、本題からは少し逸れますが、私が就職活動で得られた一番大きなものは、感動だったかもしれません。

面接が苦手で、苦労して内定を得たからこそ、内定の連絡を受けたときは、大げさではなく、震えるほどの感動を覚えましたし、そのときのことは今でも覚えています(👇の記事です)。

【面接が苦手で就職できないとお悩みの方必見】私はメンタツで内定を勝ち取りました

就職活動は本当に大変だと思いますが、得られたものはその後の人生にも役立ちますし、きっといい思い出にもなると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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