【理想の人生を】夢をかなえるライフデザイン手帳(著者:高田晃)の概要と感想

今回は、「夢をかなえるライフデザイン手帳」についてお話しします。

私は、1年前に同手帳の「2023」年版を購入しました。

青いおしゃれな表紙に惹かれ、購入したのですが、実際に使ってみて「手帳で人生をデザインする」というそのコンセプトと、それを実現するための体系化された考え方に、大げさですが感銘を受け、特に購入当初は夢中で取り組みました。

購入から1年経ち、今回「2024」年版を購入しましたので、この手帳の目的や使い方、1年間使ってみて感じたことなどについてお話しししたいと思います。

なお、この手帳の著者は高田晃さんで、一般社団法人日本手帳マネージメント協会代表理事であり、法人向けのWebコンサルティング会社を経営されながら、YouTubeチャンネル「手帳の強化書」で手帳関連の情報を発信されている方です。

目次

人生理念の作成

本手帳では、最初に、人生理念を定めます。

人生理念って何?

人生理念については、本手帳で👇のように書かれています。

人生理念とは、自分の中の哲学や人生における指針のことです。

具体的には、個人のもっとも大切にする倫理観や信条、人生観のことを指し、会社でいうところの企業理念に該当します。

「夢をかなえるライフデザイン手帳 2024」

この人生理念を定めるために、考えるのは、役割、価値観、ビジョンの3つです。

役割

人生理念の1つ目の要素は「役割」です。

役割とは、自分という人間が担う「顔」のことです。

人には、👇のように、通常、いくつもの役割があります。

  • 父親、妻、子など(対家族)
  • 友人(対友人)
  • 社員、学生など(対企業、学校など)

また、たとえば家族の中でも相手との関係性において「親」であり「子」であったり、また、〇〇(学校)の「学生」であると同時に、その中で△△部の「部員」であったりもします。

そして、それらの「役割」ごとに、「目指す姿」をはっきりさせていきます。

ここで示されている作成例は、👇のようなものです。

  • 役割:友人
    • 目指す姿:愛情を持って接し、頼るよりも頼られる友人
  • 役割:起業家
    • 目指す姿:年商10億円、従業員20人を抱えるオーナー経営者

このように、役割と、それぞれの目指す姿を考えていきます。

価値観

人生理念の2つ目の要素は「価値観」です。

価値観とは、「人生において大切に思っていること」です。

今後の人生をどのように生きたいかは人それぞれです。常にチャレンジしていたいのか、リスクを負わずに安定を求めたいのかは人それぞれですし、そこに正解はありません。

そんな、自分の中にある価値観を見つけていきます。

価値観を見つけるって急に言われても・・・。

大丈夫です。本手帳では、価値観を探るために、👇のような10の質問が手帳内に用意されています。

価値観を探るための質問(抜粋)
  • あなたの尊敬する人や憧れの人は誰で、それはなぜですか?
  • これまでの経験で感動したこと、思わず涙したことは何ですか?

それらの質問に答えた上で、気付いたことを整理、言語化し、価値観リストを作成していきます。

ビジョン

人生理念の3つ目の要素は「ビジョン」です。

ビジョンとは、なりたい姿を具体的に描く未来、つまり「理想の未来像」です。

これも、価値観と同様にいきなり書き出すことは難しいため、まず、手帳内に用意されている👇のような8の質問に答えていきます。

ビジョンを描くネタ探しのための質問(抜粋)
  • 直近10年間を思い返して、やり残したことや後悔を感じることは何ですか?
  • それらを踏まえて、今後10年であなたはどんなことをやりたいですか?

それらに対する答えを材料として、「夢リスト」を作成していきます。

その後、向こう10年間のビジョンを、1年後、3年後、5年後、10年後という4つの段階に分けて、「役割」ごとに、将来設計を行っていきます。

たとえば、役割が「家族」の場合は、家族の年齢などを踏まえて、役割が「ビジネスパーソン」の場合は、予想される役職や年収などを踏まえて、考えていきます。

計画の作成

ビジョンが描けたら、次にその実現に向けて具体的な「行動計画」を立てていきます。

計画は、本手帳では次のように分けられています。

「計画」の種類
  • 長期計画:1年間の年間計画
  • 中期計画:3カ月間の3カ月計画
  • 短期計画:1カ月~1週間単位の計画

計画における目標設定のポイントは、数量や期限を含めて定量化することです。

定量的な目標設定とは、たとえば👇のようなものです。

  1. 年末までに12kg痩せる
  2. 半年後の試験に合格し、〇〇の資格を取得する

そして、それをもとに各計画ごとの具体的な目標を決めていきます。

たとえば、「1」の場合であれば、単純に言えば毎月1kg痩せる必要があります。

また、「2」の場合は、その資格試験の合格に必要な勉強時間が平均600時間であれば、毎月100時間の勉強が必要です。

このように、それぞれの計画(期間)に当てはめて目標を設定します。

そして、最終的には、1日の行動計画にまで落とし込んでいきます。

PDCAサイクルを回す

そのようにして決めた計画に沿って進めていくのですが、必ずしも計画どおりに進むとは限りません。

そのため、やりっぱなしではなく、達成状況の確認などが必要になってきます。

本手帳では、それも行えます。

具体的には、1か月、3か月、1年など各計画の期間が終わるたびに振り返り、達成状況などを確認、検証し、反省やその後の改善点の検討などを行うシートがその都度用意されています。

それにより、PDCAサイクルを回していくことが可能になります。

1年間使ってみて感じたこと

今回、私がこの手帳を買うのは2回目ですので、以下、私が1年間使ってみて感じたことなどについてお話ししたいと思います。

まず、良かったのは、人生理念が作成できたことです。

具体的には、「価値観」や「ビジョン」について考えたことももちろん良かったのですが、特に大きかったと感じたのは、「役割」を意識できたことです。

たとえば、私は仕事が好きですので、今まで新年の目標などを考えるとき、どうしても仕事のことが中心になっていました。

しかし、「家族」や「友人」など、それぞれの役割ごとに考えたとき、自分が家庭でもっと果たすべき役割や、長く会っていない友人と久しぶりに連絡を取ることなど、いろいろなことに思い至り、ワークライフバランスの大切さを感じたりしました。これに気付けたことは大きかったと思います。

また、「価値観」や「ビジョン」について初めて考えたときはなかなか大変でしたし、時間もかかったのですが、今回2回目に手帳を買ったときは、変わっていない部分はそのまま引き継げましたし、それらについて見つめ直すいい機会にもなりました。

一方、各計画は作成したのですが、計画どおりにいかない部分も多かったです。趣味のランニングについての目標も掲げたのですが、途中から計画どおりに進まなくなり、振り返りもしたのですが、最終的に目標は達成できませんでした。

同時に感じたのは、定量的な目標設定の難しさです。

今お話ししたランニングや、上でお話しした例のダイエットや資格取得であれば目標は立てやすいのですが、「役割」によってはなかなか目標が数値化しにくいものもありました。

しかし、たとえば、「友人」などでも、3カ月に1回は連絡する、年に1回は会うなど、定量的な目標を立てることは不可能ではないと感じました。

今年は、これらの反省点を踏まえて、もう一度ライフデザインに挑戦したいと思います。

まとめ

以上、「夢をかなえるライフデザイン手帳」についてお話ししました。

お話ししてきましたとおり、この手帳では、人生理念を定め、定量化した目標を各期間の目標に落とし込んでいくなど、自分が理想とする人生に近付くための方法が体系化されています。

その道のりは決して楽ではありませんが、人生理念について考えること、その実現のために具体的な行動を起こしていくことなど、取り組んでいく中で、必ず得られるものがあると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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