【就職面接が苦手な方必見】強みを見つけ、自己紹介(自己PR)を作り上げる方法

就活の面接の自己紹介(自己PR)と言っても、輝かしい実績も人に誇れるようなものもないのに、何を言えばいい?

今回の記事では、そんなあなたに、自己紹介(自己PR)で語るべき内容や、まとめ方などについてお話しします。

自己紹介って難しいですよね。私もかなり悩みました。面接では必ず聞かれますし、でも面接官にアピールできるような話はなく。結局、当たり障りないような話ばかりしていた私は、面接に落ち続けました。

そんな私ですが、「面接の達人」(メンタツ)と出会い、書かれている内容を実践していった結果、自己分析を経て見つけた自分の強みを面接で具体的に伝えられたことで、無事内定を得ることができました。

特に自己紹介(自己PR)は、面接の対策の中で一番重要なポイントですので、私が経験上感じたことを、メンタツの内容もまじえてお話ししていきます。

結論は、自己分析で見つけ出した自分だけの強みを、具体的な体験談をもって話すことです。

なお、この記事は、当時の私と同じように面接に苦手意識がある方向けに書いていますので、そうでない方がより良い自己紹介の完成を目指すときなどには参考にならないかもしれないことを、先にお伝えしておきます。

目次

自己紹介で自分をPRする

まず、面接の自己紹介では自分をPRできる内容を話す必要があります。

基本的なことかもしれませんが、大切なことですので、最初に押さえておきたいと思います。

理由は、内定をもらうという面接の目的を達成するために必要だからです。

昔の私はここが理解できていなかったため、「自己紹介」をしてくださいと言われたら、普通に自分の「紹介」をしていました。

そういえば、面接ではよく「自己紹介」「自己PR」という言葉が使われますが、メンタツには、「自己紹介」と「自己PR」は同じだと書かれています。

「紹介」と「PR」とは違うんじゃない?

もう少し正確に言うと、「面接における自己紹介」と「面接における自己PR」は同じだということです。

メンタツには、次のように書かれています。

就職面接は、その行為全体が、自分を売り込む作業だ。

言ってみれば全部「自己PR」なのである。

面接の達人 バイブル版(著者:中谷 彰宏)

つまり、面接では、自己紹介に限らず、全ての質問に対して自己PRにつながる内容を答えなければならないので、自己紹介はまさに自己PRと同じ意味になる、ということです。

ですので、まず、この「面接の自己紹介では自分をPRできる内容を話す」ということを踏まえて、自己紹介を考えていきたいと思います。

自己紹介の内容の考え方

PRできるような内容が見つからないんだけど・・・。

いきなり自分をPRしろと言われても、何を言えばいいか、なかなか難しいですよね。

ここからは、私自身が失敗した経験も踏まえて、自己紹介で話すべき内容の考え方についてお話ししたいと思います。

自分を偽らない

まず、私が一番大切だと思うことは、自分を偽らないこと、つまり、適当に考えた架空の自分で乗り切ろうとしないことです。

理由は、私の経験上、うわべだけの言葉は絶対に面接官の心に響かないからです。

特に、後であらためてお話ししますが、自己紹介は具体的な体験談をもって話す必要があります。しかし、適当に考えた架空の自分に体験談などあるはずがありませんので、どうしても話の内容が浅くなってしまいます。

私がそうでした。メンタツと出会う前の私は、自己分析もしておらず、自分をアピールできるものがありませんでした。そのため、面接を受けているその会社に求められそうな資質(だと自分で勝手に判断したもの)を自分の長所として話したりしていました。

当然、そんな話が面接官の心に響くはずもなく、落とされ続けました。今思い出しても恥ずかしい、黒歴史です。

また、少し話は変わりますが、私が集団面接を受けたとき、自己紹介で言う人が多かったのが、「人と接することが好き」というフレーズでした。この言葉を使う人はかなり多かった印象です。

もちろん、人と接することが好きなことは素晴らしいことですから、そういう特性があれば、それをアピールすればいいんです。

しかし、自分は本当はそうではない(少なくとも好きではない)のに、周りに後れを取らないように同じようにその言葉を使っている人がもしいるのであれば、それはやめたほうがいいのではないかと私は思いました。

理由は、面接官は言われた言葉を鵜呑みにするわけではなく、その人の話し方、表情、雰囲気なども見て判断するからです。

たとえば、「人と接することが好き」と言いながら、顔も上げずに下を向いて小さな声でしゃべっている人がいた場合、面接官は「コンプレックスの裏返し(本当は人と接することが苦手なのに、そう思われたくなくてあえてそう言っている)」と判断するかもしれません。

そうなってしまうと、(私が言うのもなんですが)その後の挽回はほぼ不可能です。(極端な例だと思われるかもしれませんが、実際に、当時の私から見て何人かそういう方がありました。)

自分の強みで勝負する

だからこそ、面接の自己紹介で伝えなければいけないのは、他の誰でもない、自分の強みです。

理由は、人それぞれ長所、短所があるからです。

たとえば人付き合いでも、浅く広く付き合う人もいれば、狭く深く付き合う人もいます。

これは、どちらがよい、という話ではないです。前者であれば友達が多いこと、後者であれば親友がいることがそれぞれの強みです。

また、職場にはいろいろな人がいて、それで組織が回っています。

たとえば、「思いついたら即行動」タイプの人ばかりだと会社が間違った方向に進むかもしれませんし、逆に、「石橋を叩いて渡る」タイプの人ばかりだと思い切った決断ができないかもしれません。

ですので、あなたはあなたの強みで勝負しましょう。

私があらためてお伝えするまでもなく、強みは誰にでもあります。ただ、昼間の月のように、意識しなければ見えにくいんです。

自己分析

じゃあその強みをどうやって見つけたらいい?

あなたの強みは何か。これについては、もちろん答えはあなた自身の中にしかありません。

そのために必要になるのが、自己分析です。

では、自己分析とは具体的に何をすればいいのか。

私は、メンタツに書かれていた、自分が今までやってきたことを原稿用紙100枚書いてみる、ということを実践し、ノートに32枚書きました。それを何度も読み返し、このときはどういうふうに考えてこういうふうに行動したのか思い出したりしながら、自分の価値観、傾向などについて考えていきました。

私は、これをやって得るものが大きかったですし、本当にやってよかったと思っています。ただ、そのときは正直かなり大変でしたし、もちろん、これが唯一絶対に正しい自己分析だと言うつもりもありません。

自己紹介と同じく、自己分析にも正解はありませんし、他にもいろいろな方法はあると思います。自己分析向けの本を読むことも一つの方法です。

なお、自己分析におすすめの本については、👇で解説しています。

就活時の自己分析におすすめの本5選【読んだ感想や、ポイントについて解説】

ただ、自己分析は大変ですが、中途半端で終わらせず、少なくとも今まで気付いていなかった自分の強みが発見できたなど、自分なりに納得がいくまで行うほうがいいです。これは強く思います。

なぜなら、自己分析の中から自己紹介が生まれ、自己紹介の中から志望動機が生まれ、最終的に全ての質問への回答につながっていくため、自己分析は面接対策の全ての基礎に当たりますから。

ですので、自己分析が不十分だとその後の全てに影響してきますので、繰り返しになりますが、できるだけしっかりと掘り下げていくことが大切です。

PRする内容の選定

自己分析が終わったら、次はPRする内容を考えていきましょう。

自己分析がしっかりできていれば、おそらくいくつか候補が上がるのではないかと思います。

なお、別に圧倒的な強みでなくても構いません。(そんな強みがあれば、そもそも自己紹介の作成に困らないと思いますから。)あなたの人柄がにじみ出てくるような、そんな内容でもいいんです。

私が最終的に自己紹介のテーマとして選んだのも、自己分析をする前は全く気付かなかった、派手さはないけれど、おそらく今までの自分の人生の中で常に支え続けていてくれた、そんな自分の特性です。それを、具体的なエピソードを添えて話しました。

なお、どうしても見つからないのであれば、短所から考えてみるというのも1つの方法です。

たとえば、「優柔不断だが、その分よく考えて決めるため、後悔することが少ない」、「要領が悪い分、人より努力して結果を出した」などは、伝え方さえ考えれば立派な長所です。

私もこの方法を取り入れました。目を背けがちな短所ですが、あえてそこから考えてみることで新たな発見につながりました。

自己紹介のまとめ方

PRする内容が決まったら、話す内容を具体的に考えていきましょう。

構成については、私は、「結論→根拠となる体験談(→場合によって再度結論)」というかたちにしました。

ポイントは、とにかく具体的であることです。

私の場合は、一度答えを考えた後、「具体的には?」という自分への問いをさらに何回も重ねて完成させていきました。

なお、PRする内容がいくつかあれば、それぞれ話す内容を考えておきましょう。

「自己紹介」と「自己PR」は同じだとお話ししましたが、実際の面接で、自己紹介をした後に自己PRを求められることがないとは言い切れません。

また、「最後に何かあれば」と言われたときの選択肢にするためにも、自己紹介は最低2つ、できれば3つぐらいは用意しておきましょう。

この後、自己紹介をもとに志望動機を考えていくことになるので、複数用意しておくことで、志望動機を考える幅も広がります。

そして、完成したら、できればそれを家族や友人など、自分のことをよく知る周りの人に見てもらって、意見をもらうのがお勧めです。意見をもらって新たな発見があれば、それを反映させて、より良いものに仕上げていきましょう。

まとめ

面接での自己紹介に関する今回の話をまとめると、下記のとおりです。

  • 自己紹介と自己PRは同じ。自己紹介で自分をPRする。
  • 自分を偽らず、自分の強みで勝負する。
  • 自己分析を徹底する。
  • PRできる内容を見つける。短所から考えるのも1つの方法。
  • 「結論→根拠となる具体例(→場合によって再度結論)」で構成。
  • 自己紹介は最低2つ、できれば3つぐらいは用意しておきたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

なお、就職活動でつまづいた私が内定をもらうまでの過程で実践したことについては👇で解説していますので、よければこちらもお読みください。

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