Amazon Audible(オーディブル)を活用し、通勤や家事の合間に「読書」ができたらいいですよね。
しかし、一体どのくらいの時間で1冊のオーディオブックを聴き終えることができるのでしょうか?
そこで、今回の記事では、オーディブルの平均朗読時間やおすすめの再生速度、1か月にどれくらいの冊数を聴けるのかなどについて、詳しく解説します。
私は、オーディブルを1年以上利用し、ビジネス書や小説など、幅広い作品を聴いてきましたので、その経験をもとに、ジャンル別にお話しします。
「ながら時間」を活用し、充実したオーディブルライフを送りませんか?
- オーディブルの1作品あたりの朗読時間
- オーディブルの適切な再生速度
- オーディブルで1か月に聴ける作品数
【1冊何時間?】オーディブルの平均朗読時間
オーディオブックの世界は多様ですが、ジャンルによって読み聞かせの平均時間には大きな差があります。
ビジネス書と小説、それぞれのジャンルについて、オーディブルの1冊当たりの平均朗読時間を見ていきましょう。
ビジネス書:平均7~8時間/冊
ビジネス書のオーディオブックは、通勤や移動時間を利用して学びたいと考えるビジネスパーソンに人気です。
オーディブルのビジネス書は、それぞれの書籍の扱う内容などから、ページ数(朗読時間)はとても幅広いですが、平均すると約7~8時間です。
一例を挙げると👇です。
- 人は話し方が9割
- 3時間26分
- メモの魔力
- 4時間27分
- ドリルを売るには穴を売れ
- 5時間27分
- 人生は楽しいかい?
- 6時間38分
- デール・カーネギーの人を動かす方法
- 10時間35分
- GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
- 13時間39分
👆を見ると、3時間台~13時間台までありますが、平均すると7時間22分です。
ビジネス書では、マーケティング、リーダーシップ、経済学、自己啓発など、さまざまなトピックが扱われます。
これらのオーディオブックは、リスナーが情報を効果的に吸収できるよう、分かりやすく説明され、具体例やケーススタディを用いて語られることが多いです。
それにより、リスナーは自身のキャリアや人生において実際に役立つ知識を得ることができます。
小説:平均10~12時間/冊
小説ジャンルのオーディオブックは、想像力をかきたてる物語とその表現に注目が集まります。
オーディブルの小説は、こちらも物語の長短や詳細により、朗読時間の幅は広いのですが、平均すると10~12時間ぐらいです。
たとえば、池井戸潤さんの小説33作品(35冊)も、村上春樹さんの小説16作品(29冊)も、各作品の朗読時間には幅がありますが、平均するといずれもほぼ10時間です。
ただ、池井戸潤さんの小説35冊の中には、朗読時間が約1時間の3冊が含まれていますし、また、中にはハリーポッターシリーズのような長編(平均朗読時間25時間/冊超)などもありますので、全体的には10時間を少し超えてくると思います。
なお、オーディブルで聴ける池井戸潤さんの小説については、朗読時間も含めて👇でまとめています。
【2024年版】半沢直樹だけじゃない!オーディブルで聴ける池井戸潤33作品と感想
長編小説では、登場人物の深い背景描写などを丁寧に聴き手に伝えるために多くの時間を要します。一方、短編集や中編小説では、より短い時間で完結する話が多いため、1回で1つの物語を聴き終えられることもあります。
このようなオーディオブックでは、ナレーターの表現力が特に重要で、彼らの声や語り口によって物語の雰囲気が大きく変わることも特徴の一つです。リスナーはこれにより、読む体験とはまた異なる形で物語を楽しむことができます。
【1冊何時間?】オーディブルのおすすめ再生速度
月に何冊ぐらい聴けるの?
平均的な朗読時間については上でお話ししたとおりですが、実際に1冊当たり何時間ぐらいで聴けるかについては、再生速度によってきます。
もちろん再生速度を上げるほど1冊の読了時間は短くなりますが、再生速度は理解の深さや聞きやすさに影響する重要な要素です。
そこで、先にオーディブルの最適な再生速度についてお話ししたいと思います。
ビジネス書:1.7~2.0倍
ビジネス書は、特に専門的なものは別ですが、基本的に分かりやすく解説されている本が多いため、意外に再生速度を上げても問題なく聴けます。
最初は1.2倍速ぐらいから、徐々に上げていって、早い段階で1.5倍速、最終的には1.7~2.0倍速ぐらいで聴かれるのがおすすめです。これぐらいの速度範囲であれば、新しい情報や専門的な知識を効率良く吸収することができます。
特に、前書きや後書きなどは2.0倍で流して聴き、具体的な内容、モチベーションを高める内容やインスピレーションを得るためのエピソードが含まれるようなセクションでは、1.7倍ぐらいに速度を落として丁寧に聞くことで、より深いインパクトを受けることができるでしょう。
小説:1.5倍~
次に、小説をオーディブルで楽しむ場合は、感情移入や世界観を深く味わうためには、ビジネス書よりも少し速度を落として、1.5~1.7倍速ぐらいが最適です。
特に、登場人物の心情を細やかに描写している場合や、情景描写が重要な役割を果たしている文学作品を聴く時には、遅めの速度で聴くことで、作品の雰囲気や感情の振幅をより豊かに感じることができます。
また、急展開や複雑なプロットが絡む物語では、速度を落とすことで細部に至るまでの理解を助け、ストーリーの追跡を容易にします。
一方で、活動的でダイナミックなシーンでは、少し速めの速度で聴くことで、その緊張感やエキサイトメントを体験するのも一つの方法です。
安定して聴きたい場合は、1.5倍ぐらいがおすすめです。
なお、オーディブルのおすすめの再生速度については👇で詳しく解説しています。
【何倍速が最適?】オーディブルを1年利用してたどりついた理想の再生速度
【何時間で何冊?】オーディブルで1か月に聴ける冊数
1冊当たりの平均朗読時間とおすすめの再生速度についてお話ししてきましたので、ここからは、オーディブルで1か月当たり何冊ぐらいの本が聴けるのか、ビジネス書、小説、それぞれについて考えてみたいと思います。
ビジネス書:5~10冊
まず、お話しした、ビジネス書の平均的な朗読時間とおすすめの再生速度については👇です。
- 朗読時間
- 7~8時間/冊
- 再生速度
- 1.7~2.0倍
ここから、1冊当たりの平均的な朗読時間は、約4時間となります。
後は、1か月のオーディブルの利用時間によりますが、たとえば👇です。
- 1か月の利用時間が20時間: 5冊
- 1か月の利用時間が40時間:10冊
ですので、たとえば通勤時間にオーディブルを聴くことが多い場合は、20日勤務/月とした場合、
- 通勤時間が片道30分: 5冊
- 通勤時間が片道1時間:10冊
となります。
なお、ビジネス書をオーディブルで聴くことの利点の一つは、忙しいビジネスマンでも時間を有効に利用して情報収集や自己啓発が可能になることですので、時間のない中で重要なポイントだけをピックアップして聞くという使い方も、多忙なビジネスパーソンには有効です。
さらに読書量が増えますね。
小説:2~5冊
次に、小説の平均的な朗読時間とおすすめの再生速度については👇です。
- 朗読時間
- 10~12時間/冊
- 再生速度
- 1.5倍~
ここから、1冊当たりの平均的な朗読時間は、7~8時間となります。
単純に、ビジネス書の倍の時間がかかると考えると、👇です。
- 1か月の利用時間が20時間
- (通勤時間が片道30分):2~3冊
- 1か月の利用時間が40時間
- (通勤時間が片道1時間): 5冊
小説をオーディブルで聴くことは、読書の新たな楽しみ方を提供してくれます。
オーディブルで小説を聴く醍醐味の一つに、登場人物の声や語り口調にプロのナレーターが命を吹き込むことで、物語の世界により深く没入できる点があります。
物語の展開に合わせて声のトーンが変わるため、読むだけでは感じることのできない独特の体験を提供してくれます。
また、就寝前のリラックスタイムに聴くことで、心地よく眠りにつく手助けともなります。
【1冊何時間で何冊?】オーディブルの朗読時間などのまとめ
今回の記事では、Amazon Audible(オーディブル)の1作品当たりの平均朗読時間や、おすすめの再生速度、1か月に聴ける冊数などについて、ジャンル別にお話ししました。
今回の記事のポイントについて簡単にまとめると、👇です。
- 平均朗読時間
- ビジネス書:7~8時間
- 小説:10~12時間
- おすすめの再生速度
- ビジネス書:1.7~2.0倍
- 小説:1.5倍~
- 1か月に聴ける冊数
- ビジネス書:5~10冊
- 小説:2~5冊
オーディブルの利用に充てられる時間にもよりますが、特にビジネス書などであれば、再生速度を上げて聴くことで、結構な冊数を聴くことができます。
小説なども含めて、オーディブルを利用することで、時間をより有効活用しながら、読書を楽しめますね。
なお、もしオーディブルをまだ始められていない場合は、1冊どれぐらいの時間で、また1か月に何冊ぐらい聴けるか、一度体感してみてください。オーディブルには30日間の無料体験期間があり、もし合わないと感じた場合は、この期間中に解約すればお金はかかりませんから。
なお、オーディブルの費用対効果については👇で詳しく解説しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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